大志組の仕事について

　大志組の仕事について説明させていただきます。

　私たちの社会は、様々なインフラストラクチャー（産業や生活の基盤となる社会資本。道路・鉄道・港湾・ダムや学校・病院・公園などの施設）によって支えられています。

　私たちは、毎日、朝起きると当たり前のように蛇口をひねって顔を洗い、ポットでお湯を沸かして珈琲を飲み、車や自転車で学校や会社に通勤しています。でも誰かが水道やガス電気の設備、道路や線路を作り、設備を運営し、修理しています。その誰かの一翼が大志組です。

　例えば新しい道路を作ることを想像してみてください。道路は通常、役所が企画します。設計測量の会社に依頼して現況を測量し道路設計を行います。次に役所は入札（工事する建設会社を募集すること）を行います。施工技術を持ち、適正な価格で施工できる会社を選定し落札となります。

　入札からが大志組の仕事となります。設計に従って、道路の輪郭を作り地均しします。そして路床という土台を作ります。路床には、道路の通行量を元に算出された強度が必要なので、地面を機械で締め固め、場合によっては地盤改良材などを使用して必要な強度が出るようにします。次に路床の上に砕石を使用して路盤を作ります。最近はコンクリートなどをリサイクルしたＲＣ砕石を使用する場合が多くなっています。道路の雨水などを川や排水管に流す側溝も並行して作ります。次に専門の舗装会社に頼んで、アスファルト舗装を敷設してもらいます。道路区画線を引いてくれるライン施工会社が道路のラインを引いて道路標識を付けて、道路は完成します。これらの工事は各工種で分離して発注されることもあります。また、他社が落札した仕事を大志組が手伝うこともあります。